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「農業用ため池の管理及び保全に関する法律」が令和元年7月1日に施行されたことにより、町内3か所の農業用ため池が防災重点ため池として指定されました。その後、「防災重点農業用ため池に係る防災工事等の推進に関する特別措置法」が令和2年10月1日に施行されたことにより、新たに千葉県と協議した結果、町内3か所の同ため池が防災重点農業用ため池として再指定されました。町では、千葉県が作成した「浸水想定区域図」を基に、万が一防災重点農業用ため池が決壊した場合に想定される被害範囲や避難所等を記載した「ため池ハザードマップ」を作成しました。
地震や大雨などにより、防災重点農業用ため池が決壊する恐れのある場合に、被害が発生する地域や被害の程度を予想し、町民の皆さまにすみやかに安全な場所へ避難していただき、被害を最小限に抑えることを目的に、避難や事前準備に関する基礎情報をまとめた地図です。
農業用ため池のうち、池の規模や地形条件、周辺の家屋との位置関係などから、決壊により人的被害を及ぼす恐れがある農業用ため池が選定されたものです。ただし、該当するため池が直ちに危険ということではありません。
千葉県が作成した浸水想定区域は、ため池が満水状態の時に地震等の災害により、堤体が決壊するという最も不利な条件でシミュレーションされ、浸水が想定される最大の範囲を示しています。実際には、ため池の水位、決壊の過程及び土地利用の状況などにより、浸水する区域に違いがありますので、あくまで目安としてご覧ください。また、この浸水想定区域は土地利用などを制限するものではありません。
【大雨】
集中豪雨や長雨などにより、ため池の水位が急上昇し、堤体に浸透する水の量が増えると、ため池決壊の可能性が高まります。また、流木などがため池の余水吐を塞いでしまうと、更に水位が上昇し、堤体から越水してしまいます。
【地震】
地震では、堤体に亀裂や漏水・沈下が生じる可能性があり、強度低下により水圧に耐え切れず決壊することがあります。また、その後の余震でも決壊することがあるため注意が必要です。
ご自宅の場所を確認しましょう。
ため池の場所を確認しましょう。
ため池の決壊による「浸水範囲」、「浸水深」及び「洪水到達時間」を確認しましょう。
ご自宅が浸水するリスクがあるかチェックしましょう。
ご自宅が土砂災害のリスクがあるかチェックしましょう。
避難場所までの避難経路を考えご家族で共有しましょう。
※避難場所までの経路や移動手段を日頃からご家族で話し合っておくことが大切です。