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令和3年度の当初予算は、持続可能な行政基盤を確立するため、第2次総合計画に掲げられた「人・自然・文化が奏でる暮らし 夢広がる幸せ実感のまち 横芝光」の実現に向け、メリハリのある効率的な財政運営を進めるべく、重点施策を明確化した中で各事業の優先順位を的確に定め、限られた財源を効果的に配分できるよう編成しました。
成田空港の更なる機能強化に伴う環境対策や地域振興策に関する事業のほか、合併特例事業債に係る事業、公共施設の維持補修事業などを中心に、一般会計と6つの特別会計(病院事業会計含む。)を合わせ195億2,491万9千円で、前年度に比べ13億605万5千円(7.2%)の増額となりました。
一般会計の予算規模は、前年度と比べ12.3%増の117億円となります。
主な歳入では、町税が景気の動向により個人町民税と法人町民税が減額、さらに新型コロナウイルス感染症に係る特例措置により中小事業者等に対する固定資産税が減額となる見込から24億4,130万6千円(4.8%減)、地方交付税は合併算定替の段階的縮減措置の終了による減があるものの、国の地方財政対策における一般財源総額の確保等により30億5,000万円(2.3%増)、町債は合併特例事業債、公共施設等適正管理推進事業債など10億5,520万円(94.4%増)を見込んでいます。
また、地方特例交付金は、新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金が交付されることから5,500万円(216.1%増)となっています。
一方、主な歳出では、総務費が旧横芝行政センター他解体工事や騒音地区補助金(固定資産税軽減分)事業の増額などにより23億5,209万9千円(42.6%増)、衛生費は新型コロナウイルスワクチン接種事業の皆増などにより13億4,458万4千円(14.1%増)、土木費は町道Ⅰ-14号線道路改良事業(北清水・木戸地先)などの幹線道路整備費が増額したものの、被災住宅修繕緊急支援事業などが減額となったことから6億8,656万8千円(6.5%減)、消防費は常備消防事業や防災活動や横芝光消防署改築事業などにより5億4,779万2千円(8.1%増)、教育費は横芝小学校改築事業やふれあい坂田池公園野球場改修工事などにより17億2,266万1千円(20.5%増)となっています。
町債とは、町が借り入れるお金のことで、今年度の借入額は10億5,520万円(94.4%増)で、財政運営上非常に有利な合併特例事業債や、地方の財源不足を補てんする臨時財政対策債などを見込んでいます。
元利償還額は、上堺小学校改修事業や町道Ⅰ-7号線・Ⅰ-14号線道路改良事業等に係る合併特例事業債等の元金償還の開始により元金償還分は増額、利子償還分は減額となったことから11億7,940万4千円(3.0%増)となり、年度末の借入残高は109億5,373万8千円(0.8%減)を見込んでいます。
また、家庭における預貯金に相当する基金は、今年度歳出に対する財源の不足分を補うため財政調整基金から3億8,000万円取り崩し、その他基金と合わせて8億2,931万7千円を一般会計の歳入に繰り入れる予定のため、年度末の基金残高の見込み額は、31億2,552万円となります。
特別会計は、保険料など特定の収入で事業を行うために一般会計と区別して経理する会計です。
国民健康保険特別会計は前年度比0.4%減、後期高齢者医療特別会計が4.6%増、介護保険特別会計が1.9%増、農業集落排水事業特別会計が12.1%増、東陽食肉センター特別会計が4.6%減となっており、病院事業会計の収益的支出が0.1%減、資本的支出が10.7%減となっています。
引上げ分の地方消費税収の使途について [PDFファイル/67KB]