ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 町長部局 > 税務課 > 令和7年度から国民健康保険税の税率が変わります

本文

令和7年度から国民健康保険税の税率が変わります

印刷用ページを表示する
ページID:0026079更新日:2025年4月2日更新

税率改正の背景

 国民健康保険は、病気やけがをしたときに安心して医療を受けられるよう、加入者の皆様がお互いに助け合う制度です。
 今後、横芝光町の国民健康保険の財政は、被保険者数の減少や高齢化の進展、医療の高度化等により、厳しい状況となっていく見通しです。
 このことから、今後も安定した国民健康保険制度を維持していくため、令和7年度国民健康保険税の税率を改正しましたので、加入者の皆様にはご理解とご協力をお願いします。

国保財政のしくみ

 平成30年度から千葉県が国民健康保険の財政運営の責任主体となり、県内市町村の国保加入者の所得水準や医療水準に応じて、各市町村から納付金を集め、それを財源として、市町村が医療費(保険者負担分)を支払うのに必要な費用全額を千葉県が各市町村へ交付するしくみになっています。

国保の財源不足

 横芝光町の国民健康保険の被保険者数は、人口減少や社会保険制度の適用拡大、後期高齢者医療保険制度への移行等により、年々減少しています。一方、医療の高度化や高齢化の進展等により、一人当たりの医療費は増加しており、町から千葉県へ納める納付金の額も増加しています。このような状況で、税率を据え置いた場合、国保会計が赤字となる見込みです。

保険税(料)水準の統一化

 千葉県は、国保財政の安定化を図るため、将来的に、被保険者の所得と世帯構成が同じであれば県内どの市町村に住んでも同じ保険税(料)になるよう、保険税(料)水準の統一を進めています。
 保険税(料)水準については、毎年度、千葉県が公表している標準保険税(料)率が目安となり、横芝光町の現在の税率と標準保険税(料)率との差を段階的に解消していく必要があります。

標準保険税(料)率・・・千葉県へ納める国保事業費納付金を賄うために必要な保険税率として、千葉県が毎年度、市町村ごとに算定し公表する税率

税率改正の内容 

令和7年度国民健康保険税率改正内容(改正前との比較)

区分 令和6年度
(改正前)
令和7年度
(改正後)
比較 令和6年度標準保険税率
医療分 所得割 6.40% 6.90% +0.5% 7.54%
均等割 22,000円 22,000円 変更なし 24,692円
平等割 23,000円 23,000円 変更なし 26,171円
後期高齢者支援分 所得割 2.10% 2.10% 変更なし 2.79%
均等割 12,000円 13,600円 +1,600円 15,216円
介護分 所得割 1.70% 1.70% 変更なし 2.29%
均等割 13,000円 14,400円 +1,400円 15,842円

次の3つの区分で計算した金額を合計して、国民健康保険税を算出します。
所得割(所得に応じて計算した金額)
均等割(加入者一人あたりの金額)
平等割(一世帯あたりの金額)

税率改正による影響額

年税額(モデルケース)

世帯の状況 現行税率 改正税率 差額
40代単身 世帯所得43万円
(給与収入:約98万円)
7割軽減該当
21,000円 21,900円 +900円
70代夫婦 世帯所得100万円
夫(年金収入:約160万円)
妻(年金収入:約160万円)
5割軽減該当
57,300円 59,600円 +2,300円
40代夫婦 10代子ども 1人
世帯所得200万円
夫(給与収入:約155万円)
妻(給与収入:約155万円)
2割軽減該当
237,000円 248,800円 +11,800円
40代夫婦 10代子ども 2人
世帯所得300万円
夫(給与収入:約225万円)
妻(給与収入:約225万円)
軽減非該当
403,200円 423,100円 +19,900円

今後の保険税を抑えるためのお願い

 医療費の増加は、国保財政を圧迫する大きな要因となっています。医療費の増加を抑制するためには、国保加入者の皆さまが健康であることが重要です。一人ひとりが医療や健康について関心を持ち、日々の生活や健康づくりに取り組むことが保険税の抑制につながりますので、ご協力をお願いします。

各種検(健)診を受けましょう

 特定検診や特定保健指導、がん検診などの各種検診の定期受診を心がけ、ご自身の健康状態を把握することで、疾病などの早期発見、早期治療に努め、重症化予防につなげていきましょう。

ジェネリック医薬品を積極的に活用しましょう

 医療機関等で処方される新薬(先発医薬品)をジェネリック医薬品(後発医薬品)に変えると、医療費の節約になるので、積極的に活用しましょう。

「かかりつけ薬剤師」を持ちましょう

 「かかりつけ薬剤師」を決めて、お薬手帳を持参すれば、複数の医療機関で処方された薬などを一括管理して、薬の飲み合わせなどをチェックしてもらえます。また、自宅の残薬を薬局に持参することで、薬の再利用や調整を行える場合があります。

「かかりつけ医」を持ちましょう

 日常的な病気の治療や相談などに応じてもらえる「かかりつけ医」がいると安心です。また、紹介状なしで大病院を受診する場合、初診料とは別に特別料金の負担があります。まずはかかりつけ医を受診し、必要に応じて紹介状を書いてもらいましょう。

「重複受診」や「時間外受診」はやめましょう

 同じ病気で複数の医療機関にかかる「重複受診」は医療費増加だけでなく、同じような検査や処置が行われ、体への負担や副作用などの恐れがあります。また、緊急性がない休日や夜間の「時間外受診」は、不要な医療費の増加や医療現場の負担にもつながります。

セルフメディケーションを実践しましょう

 セルフメディケーションとは、定期的に健診を受け、軽度な不調であればOTC医薬品(市販薬)を使って自分で対処するなど、健康の維持・管理に自ら積極的に取り組むことです。健康意識の高まりは医療費の節約につながります。

保険税収納率の向上に取り組んでいます

 納付書払いの方は、納め忘れがない便利な口座振替、またはスマホ決済アプリ等での納付をご利用ください。なお、納付が困難な方は、納税相談を行っていますので、税務課までご連絡ください。