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「聞こえ」に不便を感じると、他の人とのコミュニケーションを取りづらくなってしまうため、人とのかかわりを避けたり、外出を控えたりしがちになり、そのことが、自らの生活の質(QOL)や認知機能に影響を与えるおそれがあると言われています。
認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)(厚生労働省)においても、難聴は認知症の危険因子の一つとされており、聞こえにくさ(難聴)を早めに発見し、できるだけ早期に対応することが大切です。
(参考)認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)(別ウインドウで開く)<外部リンク>
まずは、聞こえの状態をチェックしてみましょう!
聴力の衰えは自分では気がつきにくいものです。
ぜひ、ご家族と一緒にチェックしてみましょう。
□ 会話をしている時に聞き返すことがよくある。 |
□ 後ろから呼び掛けると気がつかないことがある。 |
□ 聞き間違いが多い。 |
□ 見えない所からの車の接近にまったく気がつかないこと がある。 |
□ 話し声が大きいと言われる。 |
□ 集会や会議など数人の会話がうまく聞き取れない。 |
□ 電子レンジの「チン」という音やドアのチャイムの音が 聞こえにくい。 |
□ 相手の言ったことを推測で判断することがある。 |
□ 騒音の多い職場や大きくうるさい音のする場所で過ごす ことが多い。 |
□ 家族にテレビやラジオの音量が大きいと言われることが よくある。 |
0~2個 現時点では大丈夫。生活に問題があれば、耳鼻科医にご相談を。 3~4個 耳鼻科医に相談してみましょう。 5個以上 できるだけ早く、耳鼻科医の診察を受けましょう。 |
参考:「一般社団法人 千葉県言語聴覚士会ホームページに掲載のリーフレット集」<外部リンク>
※耳の聞こえが気になるときはかかりつけ医またはお近くの耳鼻咽喉科への受診や補聴器をお持ちの人は、購入したお店や補聴器相談医にご相談ください。
世界で10億人以上の若者たちがヘッドホンなどによる難聴の危険にさらされています。
日本でもこの10年で、10代~40代の聴力が低下してきていると報告されています。
その原因のひとつとして、ヘッドホンで大きな音を聞き続けることが挙げられています。
音量を下げて、少なくとも1時間に1回、10分程度は耳を休めましょう。
参考:ヘッドホン(イヤホン)難聴 - e-健康づくりネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)<外部リンク>