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中台梯子獅子は、中台の獅子舞ともいい、毎年8月の最終日曜日、風祭の行事として中台地区の大宮神社で舞われる獅子舞である。立春から数えて210日目には台風を鎮め、五穀豊穣や悪霊払い、息災延命などを祈願する風祭が執り行われていた。境内の御神木である大銀杏に立て掛けた梯子に、二人で扮した獅子が上がって舞い、豊作を祈願した芸能である。
高さ約13.7m、33段の大梯子(現在は約6.5mの梯子)の上で獅子が舞い、農作物や山武杉の被害除けを祈願している。お囃子の軽快な音色に乗せて梯子を上って紙吹雪をまいたり、上体をそらす「でんぐり」や梯子の上で「逆立」などの曲芸を披露する勇壮な舞が演じられる。
令和7年度の中台梯子獅子は、令和7年8月31日(日曜日)正午から中台大宮神社境内で上演されます。