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新型コロナウイルスワクチン追加接種(3回目)において、1・2回目で多く利用されていたファイザー社のワクチンに加え、武田/モデルナ社のワクチンが国から供給されます。
その配分は武田/モデルナ社が50パーセント、もしくはより多く武田/モデルナ社が割り当てられます。
直近で武田/モデルナ社のワクチンを使用する会場の予約枠に空き状況が見られますので、近い日付での接種が可能です。
追加接種をご希望される方は、積極的な活用をご検討いただき、感染拡大を予防しましょう。
ファイザー社及び武田/モデルナ社の薬事承認において、3回目の接種後7日以内の副反応は、1・2回目の接種後のものと比べると、どちらのワクチンにおいても、一部の症状の出現率に差があるものの、おおむね1・2回目と同様の症状が見られました。
発現 |
ファイザー社 |
武田/モデルナ社 |
---|---|---|
50%以上 | 疼痛(78.3%→83.0%)、疲労(59.4→63.7%) |
疼痛(88.3%→83.8%)、疲労(65.4%→58.7%) |
10‐50% |
頭痛(54.0%→48.4%)、筋肉痛(39.3%→39.1%) |
筋肉痛(58.1%→49.1%)、関節痛(42.9%→41.3%) |
1‐10% |
38度以上の発熱(16.4%→8.7%) |
38度以上の発熱(15.5%→6.6%) |
(注)対象/人数:ファイザー2回目 16~55歳/2,682人、ファイザー3回目 18~55歳/289人、モデルナ2回目 18歳以上/14,691人、モデルナ3回目 18歳以上/167人
(注)2回目接種と比べた3回目接種での発現割合
(注)武田/モデルナ社のワクチンは、1・2回目は100μg、3回目は50μg接種している。
(※)ファイザー社のワクチンのリンパ節症は、接種後1か月以内のデータを記載。
3回目の接種をした人の方がしていない人よりも、新型コロナウイルスに感染する人や重症化する人が少ないと報告されています。
1・2回目接種でファイザー社ワクチンを受けた人が、3回目でファイザー社ワクチンを受けた場合と、武田/モデルナ社ワクチンを受けた場合のいずれにおいても、抗体価が十分上昇します。(出典:Munro APS, et al. The Lancet. December 2021)
A.武田/モデルナ社のワクチンにおける3回目接種は、1・2回目接種で用いた量の半量となります。
2回目接種後と比較して、発熱や疲労などの接種後の症状が少ないことが報告されています。
(注)接種後の症状のうちリンパ節症は、2回目よりも3回目の方が多く見られます。
(出典:特例承認に係る報告書より)
A.1・2回目の接種では、ファイザー社と武田/モデルナ社のいずれも、2回目接種から約半年後も高い重症化予防効果(※)が維持されています。
ファイザー社と武田/モデルナ社のワクチンの1・2回目接種の効果を約半年間比較した観察研究では、武田/モデルナ社のワクチンの方が、感染予防、発症予防、重症化予防(※)の効果が有意に高かったと報告されています。
(※)重症化予防には入院予防を含む
(出典:Rosenberg ES, et al. medRxiv, 2021. / Self WH, et al. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2021. / Dickerman BA, et al. NEJIM. December 1, 2021.)
新型コロナウイルスワクチンの有効性・安全性などの詳しい情報は、厚生労働省のホームページ<外部リンク>をご覧ください。
また、新型コロナウイルスワクチンに関する情報を、ご質問・ご回答形式でわかりやすく説明しているサイト<外部リンク>が開設されておりますので、こちらも参考にご覧ください。